恐怖の「無認可」ブロック。銀行口座の変更によるAmazon出品アカウント停止から販売再開を取り戻すまで

Amazon

タイトル大袈裟です。Amazonで出品を行っていましたが、資金管理の一環で登録銀行口座を変更した結果、SellerCentralへのアクセスを一切遮断され販売ができなくなりました。

そこから試行錯誤し、20日後に無事回復。長い。

私が出品再開を取り戻すまでに何をしたか、今後同様の事象に陥った方のためにシェアいたします。

私はまだ副業でやる程度のセラーで販売が停止しても生活に影響が出ませんでしたが、本業でやっている方にとっては死活問題です。必死で検索したものの、確たる解決手段が中々見つけられず、非常に苦労しました。

今となっては有償でアカウント回復サービスに依頼する手もなくはなかったですが、銀行口座の設定でアカウントが停止するというのは、単なるAmazonのミスで自分に瑕疵はないという意識があったために、この類のサービスを利用する発想はなかったです。

先に言っておきますが、お金がある人は専門家に頼んだ方が早いかもしれません。海外でも同様のトラブルが相次いでいるようですが、同じ事象で苦しむ人に少しでも役立てば幸いです。

事象発生まで

Amazonの出品アカウントの登録口座とクレジットカードの引き落とし口座が異なっていたため、銀行口座を新しく追加・変更し、クレジットカードの引き落とし口座と統一しました。

極めて当たり前ですが、Amazonからの入金とクレジットカードの引き落としが異なると、それに備えて利益を他の口座に更に送金する手間が発生します。

自分的には何のこともない設定変更。しかし、結果的にこれがのべ20日間のアカウント停止につながりました

重要な項目の設定変更を行うと、当然ながらセキュリティ上の必要性から通知メールが送られてきます。自分の場合も、以下のような通知が来ました。

これ自体は特におかしな点はないです。しかし、その後の不可解な動きのせいで、一時自分は不正アクセスを疑わざるをえなくなりました

突如起こったメールアドレスの変更通知

口座変更の2-3時間後、突然出品用アカウントに登録しているメールアドレスが変更されたとの通知が来ます。自分としては、この時は夜中で睡眠中のため、すぐに気づくことはありませんでした。

結果的に、実際にはメールアドレスは変更されておらず、この通知メールは誤りだったことが分かります。一体何の通知だったのか。

ちなみに文面記載のメールアドレス seller-vcac@amazon.co.jp には、今回何度か照会をしましたが完全に無視です。

関係のないクレジットカードの登録が外される

立て続けにメールは来ます。次に来たのがクレジットカードが無効という連絡。しかし、クレジットカードの登録はいじっておらず、期限も有効範囲内でした。

メールアドレスの変更、クレジットカードの無効化との通知が来れば誰だって不正アクセスを疑いませんでしょうか。自分は以前からAmazonの出品アカウントの乗っ取り被害は承知していたので、勿論2段階認証は設定していました。

しかし、このメールを読んだ時点で不正にアクセスされた蓋然性が高いと判断しました。

ダメ押しが次のメールです。

中国語の警告メールで中国からによる不正アクセスを確信

次に来たメールがこちら。

中国語でもう見るからに怪しく、Googleも警告しています。この送付元ドメインのaccount-assist@amazon.co.jpは、検索してもあまり引っかかってこず、これだけ見ると明らかに変です。

ちなみに、文面には中国語で日本語に訳すと以下のように記載されていました。

こんにちは:

誰かがあなたのAmazon.co.jpアカウントに不正アクセスしたと思われます。アカウントを安全に保つために、アカウントに一時的なパスワードを割り当て、この人が行った変更を取り消しました。保留中の注文はすべてキャンセルされました。

Amazon.co.jpのウェブサイトに戻ったら、パスワードをリセットする必要があります。パスワードをリセットするには、Amazon.co.jpの任意のページの上部にある[マイアカウント]をクリックします。 「ログイン」ページの「パスワードをお忘れですか?」リンクをクリックして、Amazon.co.jpの「パスワードをお忘れですか」ページに移動します。メールアドレスまたは携帯電話番号を入力すると、パーソナライズされたリンクが記載されたメールが届きます。電子メールのリンクをクリックして、提供された指示に従います。

新しいパスワードはすぐに有効になります。どのWebサイトでも使用されたことのないパスワードを選択することをお勧めします。

さらに、次のものも必要になります。

-次の注文で、クレジットカード番号またはデビットカード番号をすべて再入力します。

-アカウントに最近追加したアドレスを再入力します。

-サブスクリプションを確認します(ある場合)。更新が必要な場合があります。

パスワードのリセットで問題が発生した場合は、ヘルプページにあるお問い合わせフォームを使用してください。

また、Amazonの「2段階認証」機能を有効にすることもできます。これにより、アカウントにセキュリティの層が追加されます。この機能は、[マイアカウントのログインとセキュリティ]の下にある[セキュリティの詳細設定]ページからアクティブにできます。

これらの詳細を取得するために使用される活動は当社のWebサイトの外部で行われるため、許可されていない第三者がどのようにログイン情報を取得したかを判断することはできません。不正アクセスを実現するために使用される手段には、マルウェアを使用してユーザーのキーストロークとインターネットアクティビティをキャプチャする、一般的なパスワードを試す、受信者に個人情報、財務情報、またはその他のアカウント情報を提供または更新するように求める不正な電子メールを送信する(一般に「フィッシング」と呼ばれる)などがあります。 “)。

安全なオンラインショッピングの詳細については、Amazon.co.jpのヘルプページにアクセスし、追加のヘルプトピックを見つけて、[プライバシーとセキュリティ]をクリックしてください。

心から、

Amazon.co.jp

内容としては不正アクセスされたというもの。このメール自体が怪しいですが、特段変なリンクはなく、フィッシング詐欺という可能性は排除。

中国から不正アクセスされ、言語設定を中国語に変更された後に通知が発信されたと判断しました。

しかし、これらの事象は、海外のセラーフォーラムなどから調べた結果、銀行口座の変更に伴うセキュリティ対策上のアカウントブロックであると後々判明しました。

解決に向けた行動

さて、セラセンにアクセスできずヘルプが使用できない場合、Amazonへ連絡が取れる手段は以下の3つです。

  1. テクニカルサポートの電話番号に連絡
  2. 購入アカウントのカスタマーサポートの電話番号に連絡
  3. 専用のフォームから連絡

結論からいうと、現在の正しい選択肢は3のようです。以前同様の事象に嵌った方のケースでは、1や2の連絡手段で解決した事例も確認できました。

しかし、現在は1の窓口はセラーセントラル経由でしか受け付けておらず、購入用アカウントのカスタマーサポートなどで出品用の電話番号として紹介される0120-899-543の4番は今閉鎖されています。

私はわざわざ海外からフリーダイアルに電話をかけられるように日本の電話番号を契約したものの、閉鎖されていたため、ちょっとイラっとしました(笑)

出品アカウントを作成した際に購入用のアカウントが自動的に作成されますが、こちらの電話番号に連絡しても無駄でした。電話口の女性からは、意地でも出品用窓口に取り次がないという強い意志を感じました。

専用フォームから連絡を取る際の注意点

専用フォームとは、セラーセントラルテクニカルサポートページという出品アカウントにログインしなくてもテクサポに連絡ができる窓口で、上記の事象の場合、ここから連絡を取ることになります。

このフォームは色々と癖がありますので、以下の点に注意してください。

  • まず照会のトピックはパスワードか解約の2つのことしか選択できなくなっていますが、本件の連絡を行う際にはどちらでも良いです
  • このフォームは開いて一定時間が経つと送信後にもう一度入力を促されるので、記載する内容は一度Wordなどに書いてから、コピペで入力→素早く送信で対応する必要があります
  • 照会を拾う担当者によって同じ照会でも丁寧に対応されることもある一方、無視されることも多々あるので、根気よく送り続ける必要があります。
  • 個別ケースは担当者間で連携されていないようので、テクサポが提案したきた対応方法がダメだった場合でも同じ解決方法を何度も提示してきます
  • 不正アクセスであることや、Amazonの対応に問題があることを記載すると大抵無視されます。Amazonの方針に則らず自分が悪かったこと、再発防止をすることなどを書き下手に出ると拾ってくれる確率が高くなりました。

私が解決に至った際の送信文

上記の注意点は、当方が把握したAmazonのルールですので、絶対ではないですし今後変わりうる可能性もあるので、その点ご留意ください。

最後に、自分のケースで解決に至った時のテクサポへの送信文を紹介いたします。150円程度ですが、必要な方は以下のリンクから見てみて下さい。

ややくどい文章になっていますが、その内容を記載しないとテクサポから誤った対応案(パスワード変更や2段階認証の再設定)を案内されケースを閉じられるので、さっさと専門チームに連絡してもらえるよう、その対応として入れ込んでいます。

ここまでテクサポからの対応を踏まえ、改変を重ねた最後の連絡文です(笑)

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Amazonで無認可ブロック解除に至った送信文|かわもこ
お世話になっております。

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上記を送信後、至急対応を取る旨の返信があり、更に2、3日経過後にもう一度同じ文章を送った後、以下の連絡がきて解除に至りました(アドレスは一部消しています)。

自分と同じ事象に嵌った人が、無駄に時間を消費してしまわないよう本記事が少しでも役立てば幸いです。

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