少しずつ勉強しながらやってきたAmazonでのOEM商品販売、初月の販売が終了しました。Twitterでは初月から黒字になる優秀セラー様も散見される一方、自分は大赤字でスタート!
数字はこんな感じです。
- Amazon経由の月商:12.4万円、月利:▲7.8万円
- Amazon外の販売月商(セルモン):0.6万円、月利:0.0万円
大出血っっ★
華々しいデビューという訳にはいきませんでしたが、引き続きコツコツ改善を目指します。なお、月利マイナスの主因は、SEOを高めていくための安売りと広告出稿です。
なお、自分のケースでは、期待したほどセルモン(他販路販売)は動きませんでした。
お、セルモンで登録していたOEM商品が審査に通った。
— かわもこ@OEM物販で会社員×副業社長を目指す人 (@kawa_kyu) December 4, 2021
これで楽天やヤフショにも販路ができる。
とりあえずAmazon同様に原価割れ価格で出してますので、どうかどうかー売れますように。 pic.twitter.com/c39aJzsLzP
何も手間はかからないのでずっとサービス利用は継続はしますが、2022年の春に帰国するので、ヤフショやメルカリなどの他販路への展開は自分でも運用する予定。
こういう成功していない状況で、晒すのは中々勇気が要りますね笑。
しかし、書くことによって自身の改善点が可視化され、上手いかなかった点は他のセラー様にも役立つ、という理由から晒す価値はあると思うので、躊躇なく晒します。
さて、2021年12月の物販の状況の詳細を振り返ります。
1.商品販売に関する振り返り
ローンチまで半年、時間を要し類似製品が出回る
今回2商品を発売し、いずれも月間で50ちょいの販売というスロースタート。
今回選定から発売まで半年かかってしまったのですが、実はその間に類似製品が出回っていました。それが販売に影響した可能性もあります。
2021年の6月からやり始めましたが、代行会社の切り替え、デザイナーやパッケージ工場探し、出荷に向けた事務構築、初めてのカタログ作成・広告出稿など、勝手がわからないことも多かったため、実に多くの時間を要しました。
現在は一通り経験できたことで、次の販売は時間が圧縮できると思います。他方、類似品が簡単に出回るというのは、簡易OEMの宿命。
商品の見せ方では負けてはおらず、ランキングも徐々に上がってきています。ただ、現状は差別化要素が薄いため、このままだと商品寿命は長くないでしょう。
少しずつ改善も考えていくとともに、次の商品ではもう競合品のレビューから差別化を意識した対応を考えています。
レビュー施策がなく、想定以上にレビューが入らない
これは単に自分の想定が甘かったのですが、思った以上にレビューが入らずで未だ0です。
レビューが歪むリスクも取りつつ、レビューリクエストである程度レビューが入るかと思いきや、全く動きなし。現時点で70件近くリクエスト送付してますが、無反応。
商品の販売数量が増えてきたので、レビューリクエストを試してみる。
— かわもこ@OEM物販で会社員×副業社長を目指す人 (@kawa_kyu) December 13, 2021
このレビューリクエスト、先行セラーによってはレビューが荒れやすいとのことで、使い方に注意とのコメントもよく見る。
どうなるか分からないが、物は試し。いきなり★1がついてしまったらその時に対策を考えよう。
確かに、自分もAmazonから送られてきたリクエスト依頼でレビューを入れたことがないので、当然かもしれません。
これが為に広告の効果薄く無駄打ちになる可能性が高く、現状は思い切った広告予算の配分ができていません。
勿論、広告はかけ続けてはいますが、後述する施策を講じた後、少しでも良いレビューが入れば予算配分をぐっと増やす予定です。
広告料予算引き下げ、価格を利益0円水準に引き上げて1日目。注文ペースが明らかに鈍くなる。
— かわもこ@OEM物販で会社員×副業社長を目指す人 (@kawa_kyu) December 13, 2021
如実に悪い効果が出て興味深い。ただ、焦らず様子見継続。
広告を出せば確かに売れるが、そんな札束戦法は今の自分にとっては、サステナブルではない。
少しずつ改善の方策を打っていこう。
参入市場の選定精度が甘かった可能性
これは今後2-3か月の動向を見てから判断になりますが、事前の想定よりも動きが鈍いです。まだSEOが整っていない段階ということもあると思いますが、それ以外にも以下の点は懸念されます。
- 狙った差別化策(キーワード)の需要が実はそこまで多くなかった可能性
- 競合品が多すぎる可能性
つまり、リサーチをする際の参入許容ラインを下の方に持って行き過ぎた可能性があります。
販売開始して2週間、落ち着いてきた感じ。
— かわもこ@OEM物販で会社員×副業社長を目指す人 (@kawa_kyu) December 16, 2021
徐々にビッグキーワードでもSEO上がってきていることを考えれば、悪くはない。
ニッチキーワードでは、いくつも1-2位にある。ほとんどセッションないけど(笑)
広告費を突っ込んできたけど、撤退してしまっては意味がない。そろそろ広告を絞り目に。
自分としては、こんなもんだろうという判断で参入しましたが、次は今回の商品よりも厳しめに見て、競合が更に少ない商品カテゴリを狙う予定です。
ちょっと在庫を積みすぎたので、捌けるまでに時間がかかりそうなのが少し痛いですね(笑)
2.販売改善に向けた施策
商標を取得しブランド登録→Vineプログラム申請
さて、積んでしまった在庫に施策を講じるのは難しいので、Vineに今回の商品のASINを登録する予定です。そのために、商標の取得を開始しました。
販売が開始されたのでVineの利用登録をしたいが、1ASIN22,000円もかかるのねー痛い。
— かわもこ@OEM物販で会社員×副業社長を目指す人 (@kawa_kyu) December 3, 2021
利用にブランド登録が必要なので、商標の取得に取り掛かろう。
手続きは海外在住なのでオンライン商標サービスに投げる予定。
早速手続き開始。
日本に在住していれば自分で申請することができますが、中々海外から申請するのは困難なので、オンライン対応している商標取得サービスのTORERUを今回使用しました。
スケジュールとしては、申し込みから調査報告、出願まで4日で完了。
当該サービスは、対応は早いですがその分調整の柔軟性が低いので、次回は別の方法で取得しようと思います。
TORERUの商標出願状況をチェック。
— かわもこ@OEM物販で会社員×副業社長を目指す人 (@kawa_kyu) December 9, 2021
指定役務どうするか・・・将来別の商品も作る可能性もあるし、限定的に書くのもなぁ、と悩んでいた。
とりあえず申請ボタン押した後に調整かなと進めたら、もう本出願されとる。
一切直接コミュニケーションないのね(笑)まぁ早くて良いけど。
広告予算の時間別配分を適用
今はレビューがない状況なので、夜には広告費が切れます。そこで、限られる中で少しピークタイムに露出できるよう時間別配分の調整を行いました。
詳細については、以下のページに書いています。
効果のほどは測定中ですので、また広告戦略を切り替えたタイミングで確認をしてみます。
全ての商品にポイント・クーポンを付与
検索画面の見栄えが良くなるよう商品にポイントとクーポンを付与しました。
いずれの施策も単純に収益性が下がる可能性があるので、元の価格を一定程度引き上げ、影響は最小限に抑えています
価格を引き上げてポイント・クーポンを付与。
— かわもこ@OEM物販で会社員×副業社長を目指す人 (@kawa_kyu) December 24, 2021
その後、実質手残りは変わらないが、体感では注文の入りが良くなった気がする。
検索画面で見栄えが良くなることもあるけど、やはり最初から安いよりも、クーポンやポイントで安くなる方が、お得感が演出されより魅力的に映るのだろうか。
販売動向に変化については、広告予算の引き下げなど、他の変数の影響もあるため明示的なものはないですが、体感的にはある程度注文の入りを維持できたのではないかという感じです。
サンクスカードの作成、封入へ
納入済み在庫には適用できませんが、今回あまりにも自然体だとレビューが入らなかったことを受けて、レビュー施作のためにサンクスカードの作成を行いました。
サンクスレターの発注完了。まず、2000枚ほど刷った。
— かわもこ@OEM物販で会社員×副業社長を目指す人 (@kawa_kyu) December 28, 2021
規約違反の余地などを考慮し、サードパーティへの誘導リンクは一切入れず。
お礼、商品開発に対する思い、感想を貰えたら励みになる程度に留めた。
LINE登録や延長保証登録などと比べて効果は限定的だろうけど、自分はこれで良しとする。
サンクスカードを使用してお客さんに勧奨すること方法は色んなものがありますが、次の商品のローンチを控えており、スピード重視でシンプルにレビューをお願いするものを採用しました。
3号商品がすぐ納品されてしまうため、サンクスカードの手書き印刷も断念。
— かわもこ@OEM物販で会社員×副業社長を目指す人 (@kawa_kyu) December 24, 2021
Canvaによる自己デザインで対応。テンプレ使えばまぁ60点はいける。今回はスピード優先で。
フォントは商品が男性ユーザー狙いのため、女子系文字を採用するか悩んだが、素直に花鳥風月に。
4工場に印刷条件を引き合い中。 pic.twitter.com/zF7fRNDJkL
ちなみに、今回Canvaを使ってはじめてデザインっぽいことを自分でやってみましたが、非常に使いやすいですね。これ。
3.新規商品の開発動向
3号商品を本発注
現在販売中の1.2号に加え、3つ目のOEM商品が完成し、本発注も終えました。
1月初めに生産とカタログ画像の作成が完了するため、2021年1月中頃にも販売開始予定です。
3号商品の本発注が完了。
— かわもこ@OEM物販で会社員×副業社長を目指す人 (@kawa_kyu) December 24, 2021
MOQが少し大きくなったが単価も安いため発注。販売テストなしでの発注は、今回が最後かな。
4号以降は、既製品の少量発注で動きを見てから、改良して出していくスタイルに変えていきます。
今回の商品は競合も少なく、差別化が明確な完全オリジナルです。日本だけではなく、アメリカなどにも類似品は一切ありません。
価格面は競合並みながら、競合のレビューを読み、デザイン重視の商品で若年顧客向けをターゲットにしています。
今回の商品では、本当はパッケージデザインも工夫したものを採用する予定でした。
しかし、工場へのヒアリングの結果、自分にとってあまりにもMOQが大きく、スモールスタートで反応が良ければパッケージは後からテコ入れを行うことにしました。
第三者機関の試験証明を取得
今回の商品では、先日の記事でもアップしていますが、権威性の証明として第三者機関の試験証明を取得しました。
参入予定の市場は、ほとんど日本人セラーがおらず、その日本人セラーもそこまで強くない状況です。
中国セラーへの対抗として、どう頑張っても価格では勝てないので、デザインの差別化に加え、品質の良さをアピールする手段を取りました。
試験証明による耐性面の強さをしっかりとカタログで訴求していきます。
新たなデザイナー様の開拓
前回お願いしたデザイナー様に画像を再度依頼予定でしたが、年末年始で捕まらず新たなデザイナー様の開拓をしました。
先行セラー様の教材などでは、画像は命と皆言及されています。私も今回の画像作成では、とりあえず3万円ほど予算を取っていました。
しかし、今回お世話になるデザイナー様は現役のセラー様でもあり、単価は低いのにも関わらず、テスト発注では品質の良い作品を納品書いただけたため、新しくこの方に依頼を行うことにしました。
発注依頼した2名様のデザイナーのうち、レスポンスが早い方に発注。
— かわもこ@OEM物販で会社員×副業社長を目指す人 (@kawa_kyu) December 28, 2021
納品も即日で素晴らしい仕上がり。前回のデザイナー様よりも作成コストがリーズナブルに済んだのでありがたい。
画像費用は、おおよそ半分になりました。
このような形で、経験を重ねるたびにより良いパートナーと繋がり、後々の商品開発がしやすい環境ができてきているのは本当にありがたいことです。
まとめ
こんな感じで12月は苦いスタートながらも、ちょこちょこと様々な対応を進めました。ちなみに前月の目標に対する進捗はというと・・・?
- OEMデビュー商品で月商15万円達成 → ▲惜しかった13万円!
- 1号・2号商品の再発注→ ×むしろ最初に積みすぎました。。。
- 3号商品のパッケージ完成→ 戦略変更のため、中止
- 米国CtoCマーケットへの参入→ ▲輸送中!まだ届いてない
- 4号商品候補の決定→ ×販売中商品の施策に時間を要した
と、ポジティブな予想を立てすぎたのか、厳しい結果!要因として、思った以上に販売施策に手間を要したことで、リサーチにかける時間が不足しました。
しかし、1月も諦めずに貪欲に記録更新を目指していきます。
2022年1月の目標は以下で行きます!
- 今度こそOEM商品で月商15万円達成!
- 3号商品の販売開始
- 米CtoCマーケットの販売開始
- 既存商品のカタログ改善(キーワード、画像)の追加
- 4号商品候補の決定
ちょっと立てすぎかもしれませんが、こんな感じで行きます。お読みいただきありがとうございました。この後すぐにリサーチの開始だー。
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