夜になると来る、Amazonの広告予算の切れの通知。ただ、そんなにお金が潤沢にある訳ではないので、CPCが高い商品だとAmazonが推奨する1日に必要な予算まで割り振れないのです。
なので、まぁいいかと放置していました。が、ある日、自分の商品が売れている時間を見てみると、
あれ、夜ほど商品が売れとるやないか。
という状況に気づく。体感では薄っすら感じていたのですが、定量的にもそうでした。
つまり、一番アクセス・コンバージョンが期待できそうな時間帯に、広告予算が切れている状況という勿体ない状況が継続していました。
今回調べてみて、AmazonのSP広告の予算配分を時間別に配分調整してみました。
結局予消化金額は同じで、ただ消化される時間帯が変わるだけですが、少しでも広告効率の改善が期待できるかもしれないのでシェアします。
なお、Amazonの広告ツールではできないようです。ここでは高価な広告用ソフトではなく、お手頃なtool4Sellerを使って対応します。
自分の商品が売れている時間帯を調べるには?
おそらく大体の方は夜に商品の売れ行きが加速していると思われます。一方、例えば、業務用の商品等はもしかしたら日中の方が売れている可能性があります。
そこで、まずは広告を調整したい商品が売れている時間帯を確認します。ここで必要なtool4sellerの機能は、店舗分析機能です。
①まずは店舗分析機能の「販売利益分析」から、「過去30日」→「親ASIN分析」もしくは「子ASIN分析」を選択します。
②次に任意の取り扱い商品を選択すると、以下のようなグラフが表示されます。表示グラフを「時間別」にすると、過去30日間における時間別売上高に表示が切り替わります。
さて、これでこのASINの商品は、12時から朝まではほとんど動きがなく、夜によく売れるということが分かりました。
つまり、どうせ広告予算を使うなら、夜>昼>朝に配分を調整した方が良いかもしれません。
広告予算の配分を時間帯別に調整するには?
次に使うtool4sellerの機能は、広告分析機能です。
①まず、広告分析機能から「広告予算の定時調整」→「定時委託管理を追加します」を選択。
②自分のアカウントで作成済みの広告キャンペーン一覧が表示されるので、予算配分を調整したい広告キャンペーンを選択して「次へ」を押します。
③「予算を時間帯に合わせて配分」を選び、具体的な配分の調整を行います。
まず、適用する曜日を決めます。特に曜日別に変化が必要なければ、全ての曜日を入力します。その後、「開始時間・終了時間・配分比率」を入れれば完了です。
このキャンペーンの例では、1日の予算が200円になっています。それを8時間ごとに10%、30%、60%の配分にしています。つまり、1日の広告予算は以下のように配分されます。
- 0-8時まで:広告予算上限20円
- 8-16時まで:広告予算上限60円
- 16-24時まで:広告予算上限120円
0-8時は20円分の予算を消化したら広告が表示されなくなり、8時になったら再開される、という感じです。
なお、調整はこれで完了。最初の画面に戻って以下のスイッチを入れると、自動管理が開始されます。
この調整は、CPCがある程度低い商品カテゴリで、Amazonが推奨する1日の広告予算を十分に割り振ることができる人は正直必要ないと思います。
一方、私のようにそんなに十分な予算がない、夜のピークタイムに予算を残しておきたい、でも昼もちょっと広告を表示させたい、な人には便利な機能です。
同じ状況の方がいらっしゃれば、ぜひお試しください。
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