絶賛挑戦中の中国OEMで、自社のオリジナル商品作成中です。
この記事では、その工程の1つパッケージデザインについて、海外のフリーランス委託サイトFiverrでお願いした時の流れを他のビギナー様に向けてシェアいたします。
海外のサイトですが、文字でのやり取りのみなので英語力はなくても大丈夫!Google Translateなどの翻訳ツールで問題なく対応できます。
Fiverrとは?なぜ敢えて海外のサイトなの?
Fiverrはイスラエル発のフリーランスサービス売買プラットフォーム
デザイナーへのデザインの外注を考えた時、普通はたぶんココナラやランサーズ、クラウドワークスなどの国内サービスを利用すると思います。
Fiverrはそうしたフリーランスと委託者でサービスの売買を行えるようにするイスラエル発のプラットフォームでワーカーは外国人です。自分はOEMをやるまで知りませんでした。
イメージは日本のココナラに近く、各フリーランスが自分のスキルやできることを売っています。委託者は自分がお願いしたい仕事ができそうなフリーランスのサービスを購入します。
なぜにFiverrなのか?そのメリットとは?
国内のサービスではなく、なぜに海外のサービスを使うのか?その最たる理由は値段にあります。
英語のフリーランスサイトなので、世界中のフリーランスがサービスを提供してます。
つまり、典型的英語圏のイギリスや米国などの先進国だけではなく、物価水準の安い東欧やアジア圏で英語ができるフリーランスがサービスを提供しており、価格もその分安く提供されています。
例えば、私は今回2つのパッケージをそれぞれパキスタン・バングラディシュの方にお願いしましたが、おおよそ金額は約$100・$80で済みました。
ココナラで調べた所、大体相場が2万円~3万円だったことを考慮すれば、ビギナーにはこの価格差は大きいですね。
ちなみに、デメリットというか、FiverrがOEMのデザイン用途に使えるケースは勿論ある程度条件があり、例えばパッケージデザインにしても、日本語などが入るようなものには使えないと思います。
私の商品のパッケージは英語のみでしたので、Fiverrで十分でした。
Fiverrで実際にお願いする手順
使い方は非常に簡単ですが、改めて自分がどんな風に発注したか、順を追って説明します。多分そっくりそのままご自身の商品に置き換えれば、英語が出来なくても誰でも使えます。
1.まず気に入ったフリーランスを探す
Fiverrにアクセスした後、検索画面で「Package Design」と検索し、パッケージのデザインを手掛けているデザイナーを探します。
上記の画面のように様々なデザイナーが金額と過去の作品の写真を提示しているので、予算感と自分の好みのデザイン(商品のターゲット)に近いデザインをしている人を探します。
上での写真だと左2人は値段は安いですが、そこまでチープ感はなくデザインもお洒落ですね。
2.料金プランを見る
検索画面だけ見ると結構みんな安いなと思います。しかし、各々のデザイナーのページを見ると、ベーシック、スタンダード、プレミアムとプランが分かれています。
多くのデザイナーの場合、正直ベーシック・スタンダードはお試し的なものが多く、肝心のソースファイルや展開図作成(dieline)を含んでいないことが多いです。
少なくないケースでプレミアムプランを選ぶことになりますので、実際はもう少し検索画面の価格(ベーシックの価格)よりも高くなります。
ちなみに、上記のスリランカのデザイナーの例では、プレミアムプランでも$65と安く、印刷用ファイル、ソースファイル、3Dモックアップイメージ、展開図の作成までやってくれます。
3.デザインの仕様書、素材を集める
そのままサービスを購入してしまうと、Fiverrに限らず多くのデザイナーが以下のような材料を求めると思いますので、それを購入前に集めておきます。
- 仕様書(対象商品、サイズ、ターゲット層、テイスト、デザインに記載する内容、納品形式など)
- 参考イメージ(完成図に近い商品の画像)
- 自社ロゴ画像ファイル
- 素材ファイル(パッケージに利用する商品の画像ファイル)
英語の仕様書以外は、日本語で外注する時も多分同じだと思います。
私が渡したのはこんな感じの雑な英語の仕様書ですが、問題なく意図が通りのものが完成しました。
ちなみに、上記の仕様書は納品形式が抜けています。私はデザイナーの納品形式が元々aiファイルだったので特段記載していませんが、納品形式もaiファイルで納品と指定しておいた方が確実です。
4.実際に購入し、簡単にコミュにケーションを取る
準備が揃ったら購入するだけです。購入時に仕様などのファイルを添付する画面があるので、そこに添付するだけでOKです。
この画像はその時のチャット(私の返事が偉そうですが、分かりやすくするためGoogle Translateで和訳してます)の画面ですが、ちゃんと準備していれば、余計な会話はありません。
この後わずか1日で納品され、無事パッケージのデザインファイルが届きました。参考イメージを渡していただこともあり、イメージどんぴしゃで修正なく終わりました。
1回やってみれば後は色んな事に使えて便利!挑戦してみよう
納品に問題なければ、オーダーが完了し評価してそれで終わりです。チップを払う画面が出てきますが、完全任意なので全く支払う必要はありません(調べましたが、支払っていない人は多いです)。
こんな感じで私の最初の商品と次の商品は、Fiverrでパッケージのデザインが完了しました。
Fiverrは他にも色んなサービスを扱っており、日本より安くできるサービスもたくさんあります。例えば、私の場合は画像合成や利用シーンを想定した写真撮影を中国のカメラマンにお願いしました。
一回慣れておけば、たぶん今後のOEMの可能性がかなり広がると思います。まだの方はぜひお試しください!
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